NLPとは「神経言語プログラミング」
NLPとは、仕事や人間関係の問題を解決し、収入や人生の目標を達成するための心理学や脳科学を統合した、卓越した成果を生み出すスキルや考え方です。
各界のビジネスパーソンだけでなく、米国の歴代大統領やハリウッドスター、またテレビの人気キャスターやプロのアスリートたちも学ぶ、高いパフォーマンスを発揮するツールとして活用されています。
天才たちのコミュニケーションスキルから発展したNLPは、「実践的なコミュニケーションスキル」「脳の取扱説明書」「使える心理学」と、いろいろな呼ばれ方があります。NLPとは以下3つの単語の頭文字をとったものです。
Neuro 神経
Linguistic 言語
Programming プログラミング
上記3つの頭文字をとってNLP(エヌ・エル・ピー)、「神経言語プログラミング」と呼ばれています。
それぞれの意味は以下のようになります。
Neuro | 五感のことを意味する。五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。私たちは、目の前に起きている事象、過去の記憶、未来の予想などを認識するとき、この五感を使って認識する。 |
Linguistic | 言語を意味する。私たちは、五感で収集した情報を、言語によって処理していく。この言語の使い方により、その人なりの意味づけを行っていく。 |
Programming | 私たちの脳の中に組み込まれたパターンを指す。五感から言語化した情報により、それぞれの思考、感情、行動のパターンが形成される。 |
このパターンは、コンピューターの世界でいうプログラミングと同様に、一度設定すると、変更をしない限りそのことをやり続けます。
例えばエアコンを今から1時間後に切ったり、入れたりするタイマーに似ていて、一度セットすると何もしなくても動いてくれるようなものです。
私たちの日常でいえば、
- 「初対面の人や異性に対して緊張してしまう」プログラミング
- 「会議で自分の意見が言えない」プログラミング
- 「自分に自信がない」というプログラミング
- 「すぐあきらめてしまう」プログラミング
- 「自分は孤独」「人から嫌われている」といったプログラミング
これらは一部ですが、このような【苦手意識のプログラミング】や【自分を制約するプログラミング】などがセットされていると、日々成長のための努力をしても、なかなか上手くいきません。
逆に「自分はできる」「私は優秀だ」というプログラミングが、無意識の中にセットされていると、楽に、むしろ努力や苦労を楽しんでいるような感覚で仕事や人生に結果を重ねていきます。
このように、無意識のプログラミングが、私達の仕事や人生の成果を決めていると言えます。NLPは、五感と言語を活用し、より望ましい状態にプログラミングしていくためのスキルや考え方です。
「NLP」は天才的な結果を出していたセラピストたちが、「どのように人にアプローチし、どのように相手の変化を作り出していったのか」を研究、分析して作られてきました。
人の変化を作りだすスキルを知ることは、自分を進化・変化させることにも通づることになり、ビジネスだけでなく教育、そして日常の人間関係や家族間、恋愛でも有効に活用されるようになりました。
- 職場での人間関係の悩みを解消したい
- 初対面からスムーズなコミュニケーションができるようになりたい
- コンプレックスを克服したい
- ストレスを減らし、目標達成を加速させたい
- プレゼン力、説得力、影響力を高めたい
- ネガティブな感情や失敗への恐怖心を克服したい
- 人が動く心理学を学び、自分らしく、よりよい仕事と人生を手にしたい
このようなさまざまな問題や課題に応えてきたNLPは、主に以下4つの分野でその効果を発揮しています。
NLPが解決できること、実現できる4つの分野
- 他者とのコミュニケーション
- 自分とのコミュニケーション
- 心理的なマイナス面の解消(トラウマやコンプレックスなどを含む)
- セルフイメージ/目標達成能力の向上
1.他者とのコミュニケーション
もともと問題解決とそのかかわり方の研究から始まったNLPです。ある意味最も効果を発揮する分野とも言えます。以下のような他者とのコミュニケーションを習得・促進させてくれます。
- 短時間で信頼関係を築き、深めることができる
- 相手のニーズ・欲求・価値観を聞く
- 自分の存在価値を高める関わり方
- 人の心を掴み・動かすコミュニケーション
- 無意識レベルに影響を与える言語パターンの活用
- セールスやプレゼンに差をつくる表現方法や言葉遣い
- コーチング力やカウンセリング力の向上
2.自分とのコミュニケーション
さらに進化したNLPは、「自分自身を知る」「人生の生き方やあり方を知る」「ビジョンの明確化」などにも役立ちます。学ばれている人は、以下のような内容を実感されています。
- 目標や方向性の明確化
- 価値観の明確化
- ビジョンを描く
- ミッションが分かる
- セルフマネジメント能力の向上
- 無意識とのコミュニケーション
3.心理的なマイナス面の解消(トラウマやコンプレックスなどを含む)
セラピーやカウンセリングから生まれたNLPの原点ともいえる分野です。特徴的なのは通常のアプローチより、成果を妨げている心理的なマイナス面を解消する点です。
短期間でこれらを行えるため、「悩みや問題の解決」「ネガティブな思考や行動パターンの変化」「パフォーマンスの向上」を可能にします。
- ネガティブな思考パターンの改善
- 悪習慣の改善
- 苦手意識やあがり症の克服
- 長年のトラウマを軽減する/取り除く
- 感情的な葛藤を統合する/解消する
- ストレス耐性の向上
- 怒り・憎しみ・悲しみなどのネガティブな感情の解放
4.セルフイメージ/目標達成能力の向上
「天才」たちと「凡人」の違い、「卓越性を発揮している人」と「そうでない人」の違い、いいパフォーマンスを「発揮している自分」と「そうでないときの自分」の違い。
このような「違い」を見出す観察から、NLPは目標達成の分野においても、その効果を発揮してきました。以下のような項目の支えとなります。
- セルフイメージを高める/書き換える
- 目標達成能力の向上
- やる気や自信といったベストな心理状態を作り出す
- 目標達成や問題可決を促す柔軟な視点/多重視点
- 天才や結果を出す人たちに共通した卓越したパターン
- 影響力・存在感・説得力を高める
- コーチング力/セルフコーチング力の向上