~あなたと、あなたの大切な人のために~
COVID-19の感染拡大により、みんなが意識するようになったマスクの着用。今回は、感染予防の観点から、その有用性を深掘りしていきます。
感染が広がる条件
ウィルスには、以下の特徴があります。
- 自分では動くことができない
- 体の中の決まった場所にたどり着かなければ、感染を起こせない
これは何を意味するかと言うと、感染が起こるためには、ウィルスを運ぶもの(ヒト・モノなど)と、増殖の温床となる場所(ヒトの体内など)が与えられなければならない、ということです。皮膚に付着しただけでは感染しない。空気中に浮遊しているだけでは感染しない。では、どのように感染が広がるのかを考えてみましょう。
ウィルスは、ヒトの気道や肺の中で増殖します。ということは、ウィルスは、気道や肺につながっている口や鼻から排出されることになります。会話や咳、くしゃみで飛ぶ、唾液や鼻水に乗って、他の人のところへと拡散されるのです。
私たちができる事
前述したように、増殖したウィルスは、口や鼻から排出されるのですから、それを拡散しないために、キャリアであれば口や鼻を覆わなければなりません。また、口や鼻にウィルスが入らなければ、感染できないのですから、キャリアでなくても口と鼻を覆うのは有用です。
正しい使い方
何のために着用するのか?
口と鼻を覆う=マスクの着用は、皆さん容易に思いつくでしょう。もう一度、その用途をおさらいすると、
- 周囲の人を守る⇒自分の飛沫を飛ばさない
- 自分の身を守る⇒鼻と口の粘膜を守る
これらを確実に実践するため、
正しい着脱方法でマスクを使用するよう心がけましょう。
マスク着脱のポイント
- 着用前にしっかり手指消毒
- 装着したら、鼻と口をしっかりと覆い、ノーズワイヤーを鼻の形にフィットさせる
- 明らかな汚染がある時や、清潔区域に入る時は必ず交換する
- 外す時には紐の部分だけに触れる。
マスクを正しく使うことで、その有用性を最大限に活かしたいですね。