頸椎捻挫後遺症とは
頸椎捻挫後遺症(むちうち)とは、交通事故後、骨折や脱臼を伴わない頭頚部症状を訴えているものいいます。首の関節や筋肉の損傷が残り、長期にわたって痛みを訴えます。医師による診断名は、頚椎捻挫、頚部捻挫、頚部挫傷、外傷性頚部症候群などです。
首・肩の痛み、圧迫感・緊張感、背部痛、上肢のしびれ・痛み、頭痛、めまいなどの症状がみられます。むちうちの被害者の場合、腰椎捻挫を受傷していることも多く、発生原因も共通します。
むちうち症による症状
- 首の痛み、シビレ
- 首の運動制限
- 上肢の痛み、シビレ
- 上肢の知覚障害、握力低下
- 頭痛
- めまい、ふらつき感
- 吐き気
- 耳鳴り
- 眼のちらつき、かすみ、眼精疲労
- 倦怠感 等々
これらの症状が完治に至らず、概ね半年以上の治療を継続しても症状の改善が見られない場合、その残ってしまった症状を後遺症といいます。関節や筋肉が固くなるため、柔軟性の低下や循環不足の改善を目的に鍼や灸を行います。
むちうち損傷の分類
頚椎捻挫型
頚部筋繊維の過伸長や部分的断裂、靱帯の過伸長や部分的断裂です。首の捻挫。首・肩・背中のコリや痛みなど頚部痛や頚椎運動制限を主症状とします。むち打ち被害者の75%程度を占めるといわれ、1ヶ月半~3ヶ月以内に治癒することが一般的です。
神経根症状型
首の神経根に負荷がかかったケース。身体の一部に痺れ・力が入らないなど神経根が圧迫・刺激されるものです。捻挫型の症状に加えて、上肢に痛み、しびれ、筋力低下などの症状が出現します。後遺障害として認定されるむち打ちは、この型が多いです。
バレー・リュー症状型
首の神経まで傷ついたケース。頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、視力低下、聴力低下、息苦しさ、後頭部の痛みなどの症状を呈するものです。
神経根症状、バレー・リュー症混合型
神経根症状型の症状に加えて、バレー・リュー症状を呈するものです。
脊髄症状型
脊髄損傷をした最も重症なケース。深部腱反射の亢進(過剰反応)、病的反射の出現などの脊髄症状を呈するものです。脚部の痺れ・歩行障害・知覚障害など。この型は、むち打ちというよりも脊髄損傷として問題になります。
脳脊髄液減少症
脳髄液が漏れだしてしまったケース。全身の痛み、聴力・視力・味覚障害、倦怠感、自律神経症など。
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