慢性疲労症候群とは
慢性疲労症候群(CFS)は、慢性疲労免疫不全症候群(CFIDS)や筋痛性脳脊髄炎(ME)とも呼ばれ、休息をしても回復しない重度の疲労感や、体内のいろいろなシステムに影響をおよぼす他の症状を伴うといった、自他覚症状の症候群です。症状は軽度の制限があるものから完全に衰弱する状態まで、その重症度は多岐にわたっています。
かつては原因となる病原体に長くさらされたことによる免疫系の活動の所見であると考えられたが、現在CFSはウイルス性、ストレス、中枢神経の異常、そしてその他の要因による複合的な結果であると考えられています。CFSは線維筋痛症や過敏性腸症候群を併発することが多いです。
自他覚症状
- 睡眠では解消されない継続的な疲労感。
- 全身の筋肉や関節の痛み、朝のこわばり。
- 微熱、リンパ節の腫れ、咽頭痛。
- 短期間の記憶障害、集中力の低下。
- 腹部膨満感、悪心、下痢、痙攣。
- 胸痛、不整脈。
- 目と口の乾燥。
- 寝汗。
- うつ。
一般的な治療法
CFSは、可能な限り体を支援するという選択肢を 取ることで対応します。つまり、できる限りのストレスを避けることです。刺激物(カフェイン、砂糖類)や抑制物(アルコール)の摂取を最小限にする適度な食事を選択します。そして症状の悪化を避けるため、無理をしない程度の軽い運動を心がけることです。
薬物治療
CFSの患者の中には、免疫抑制薬や低用量の抗うつ薬で治療する人がいます。
マッサージをする場合
注意点
- CFSの患者は過剰な治療には敏感なので、最初は控えめに取りかかります。
期待できる効 果
- CFSの患者には、マッサージによって睡眠の質の向上を実感してもらえることがあります。
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