椎間板疾患とは
椎間板が正常な位置から突出すると椎間板疾患が認められます。軟らかい髄核が膨らむ、あるいは傷 つきやすい線維輪に亀裂が入ると、この症状が起こります。この膨らみが脊髄や脊髄神経根を圧迫すると、痛みが生じます。また椎間板損傷に伴う炎症反応によっても、痛みが出ます。
痛みを引き起こす椎間板は通常、後外側方向に膨らんでいます。膨らみが直接後方に出ている場合に は神経根よりも脊髄を圧迫します。これは非常に深刻な状況で、永久的な損傷につながります。腰椎の場合、馬尾症候群と呼ばれます。
椎間板はむち打ちや腰の傷害で損傷することがあるが、周辺の靭帯を損傷しても同様の症状が出ます。それゆえ、この2つの状態を区別するのは重要です。なぜなら椎間板の損傷はボディワークの治療範囲外であるが、脊椎靭帯においては治療可能であるからです。主な違いは、靭帯損傷の場合、完全な感覚麻痘や特定の筋肉の脆弱化は見られないことです。
自他覚症状
- 動作や圧迫で悪化する神経痛。
- 局所痛や神経根痛。
- 神経根の損傷による筋肉の脆弱化。
- 知覚障害、感覚の低下、しびれ。
一般的な治療法
カイロプラクティックとボデイワークは、膨らんだ椎間板を正常な位置へ戻した時に必要な空間を最 大限に確保するための施術をします。その他の方法には化学的髄核融解術(突出した部位にたんぱく質分解酵素を注射)、経皮的椎間板除去術(小さな切開口から椎間板を切除)あるいは椎骨の椎弓を切除する観血手術があります。椎間板疾患が回復しつつある人には、理学療法、正しい姿勢の保ち方や機能体操のトレーニングを推奨することが多いです。
薬物治療
椎間板ヘルニアの薬には筋弛緩薬と鎮痛薬があります。コルチゾンを患部に注射することがあります。
マッサージをする場合
注意点
- 症状を悪化させる手技や体勢は避けます。
- 椎間板損傷の患者は、マッサージテーブルで安らげるようにクッションを追加したり、他のもので調整する必要があるかもしれません。
期待できる効果
- 損傷を受けた患部や脊椎全体に焦点を合わせた手技を施術することで、椎間板疾患の症状が緩和することがあります。
- 椎間板疾患によく見られる二次的な筋痙攣に、マッサージをすることができます。
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