むち打ち症とは
むち打ち症、または頚部加速減速症候群(CAD)は、捻挫や挫傷、首やその周りの構造の関節の外傷などを含む損傷の広義語です。骨折、椎間板疾患、震とう(外傷性脳損傷の1つ)は、一般的にこれらの軟部組織損傷とともに認められ、そのため同時に処置される場合があります。むち打ちは脊椎の関節炎(脊椎症)や顎の関節炎(顎関節障害)も引き起こす可能性があります。
むち打ち症は、しばしば(常にではないが)車の事故で、頭部を後方に前方にと立て続けに「むちを打つように」素早く動かされることで起こります。
自他覚症状
- 損傷した構造と重症度によって異なる。
- 数日後、数週間後、数カ月後と遅れて症状が出る.
- 頭痛。
- 首、その他のこわばり。
- 首や腕の痛み。
- 関連した障害の症状(例/骨折、顎関節障害、外傷性脳損傷)。
一般的な治療法
急性期のむち打ち症には、伸ばした靭帯への負担や、筋痙攣を軽減するためにネックカラーが使用さ れます。しかしこの使用はあくまでも短期間です。 ネックカラーによる固定化が続けば、それによる恩恵よりも、長期間にわたる問題を引き起こす可能性があります。
その他の治療法は、むち打ち症のタイプと生じた損傷の重症度によって変わります。薬物療法、カイロプ ラクティックやオステオバシー、理学療法、心理カ ウンセリング、マッサージ療法、その他の治療介入があります。
薬物治療
むち打ち症を治療する多くの人達は、症状を軽減させるために、鎮痛薬、抗炎症薬、筋弛緩薬を使用 します。
マッサージをする場合
注意点
- むち打ち症の中でもいくつかの損傷は、詳しい情報がわかるまでマッサージは禁忌です。例えば、 脱出した椎間板、軟部組織または神経組織の損傷、 骨折、前頚部の軟部組織の損傷などです。
- 力強いマッサージは血行を促進させるので、炎症のある組織には不適切です。特に鎮痛薬や筋弛緩薬を使用している患者にとって、あまりに早くまた、 激しいマッサージを受けたりすることは、効果よりも悪影響を被る可能性があります。
期待できる効果
- 急性期のむち打ち症は、非常に優しいマッサージが痛みや心配事を軽減させ、リンパテクニックが炎症を軽減する助けとなります。
- のちの治癒過程において、マッサージは筋痙攣や トリガーポイント、到達できる靭帯の瘢痕組織を解消する効果的な救済になり得ます。
施術者へのアドバイス
- むち打ち症の治癒過程にいる患者にとって、機能や行動の幅が少しすつ徐々に改善されていくことは、劇的な進展よりも安全な目標です。
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