重症筋無力症とは
重症筋無力症とは、神経筋接合部において特定の受容体部位の変性や破壊が起こる自己免疫疾患です。重症筋無力症に罹患すると、アセチルコリン受容体の機能低下または完全な機能不全が引き起こされます。これはすなわち筋細胞が運動ニューロンによる刺激を受けなくなることを意味します。重症筋無力症は進行性の疾患でありますが、通常は病状のコントロールが可能です。
自他覚症状
- 侵された筋肉の衰弱、疲弊。
- 通常は眼筋もしくは下部顔面筋から発症:笑顔の消失、眼瞼下垂(瞼が落ちる)、摂食や発話に困難が伴う。
- 反復的な運動、過労、高い外気温、いくつかの薬剤により症状が悪化する。
- 数年後に進行状況が安定化することもある。
- 進行につれ、再び体幹の筋肉が侵され始めることもある。
一般的な治療法
重症筋無力症の治療に際しては通常、2つの目標があります。神経筋接合部における神経伝達を促進し、 免疫系の活動を抑制することです。重症筋無力症の急性発症時(患者の呼吸機能を脅かす突然の発作)には、血中から抗体を除去するために血漿交換が行われる場合もあります。
薬物治療
重症筋無力症の薬物治療においては、アセチルコリンの分解を抑制するための局所に作用する酵素薬や、免疫系の活動を抑制するステロイドなどが使用されます。
マッサージをする場合
注意点
- 過度に室温が高いと、重症筋無力症の症状が悪化する場合もあります。
期待できる効果
- マッサージが体力と筋機能の維持に役立つこともあります。
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